多重投票をやってみる【ファシリテーション　宮崎　オンライン　リモート　研修】

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

何かを決めるときに、多数決で決定するというやり方は今まで何度も経験したことでしょう。
以前、アメリカの下院議員の議長を決めるのに、過半数に達しないからということで何度も投票をやり直した、なんてニュースを耳にしました。

確かに、一つのものに決めようとしたときには、多数決ではなかなか決まらないことがあります。
けれど、多くの中から複数を決めようと思ったときには「多重投票」というやり方があります。

たとえば、たくさんの中から３つを選ぼうとしたとき。

一人一票ではなく、一人に三票渡しておくのです。

そして投票のときには次のいずれかのやり方をその人に任せて投票してもらいます。

・一票ずつ三つの項目に投票する
・一票を一つに、ニ票を別の一つに投票する
・三票を一つに投票する

こうやって投票してもらったものの中から、上位三つを選べばいいのです。
このやり方の最大のメリットは、自分が選んだものの中で最低でも一つは選ばれる可能性が高い、ということにあります。

そうすることで、他のは落選しても一つは残っていれば、結果に対しての納得感や満足度が高まります。

残念ながら自分が投票したものが一つも選ばれなかった、ということもあるでしょう。

けれど、そこは最初に多重投票を提案したときに、きちんと説明をしておけばそれなりに納得はしてくれるものです。

これは選ぶ人に迷いがあるときにとても有効なやり方になります。

ただの多数決ではなく多重投票をぜひ試してください。
 

 

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