行動語録 その77 右向け右っ!
2023/11/16
経営者の勉強会で経営者として一番大事だと思ったこと。
それは「企業理念」。
自分の会社は何を目指し、どういった志で事業を行っているか。
これが明確になっていないと、従業員がついてこないだけでなく、お客様からも曖昧な存在として扱われちゃう。
今回の勉強会で、一番厳しいつっこみが入るのもこの「企業理念」でした。
この企業理念、よく企業の目につくところに掲げてあるところが多いでしょ。
よその会社の企業理念を眺めて、その意味がすぐにわかるものはどのくらいあるでしょうか?
また、今の、今からの時代にマッチしているものはどのくらいあるでしょうか。
二代目、三代目社長のところは、先代や創業者が作ったものがそのまま意味もわからずに掲げてはいないでしょうか?
「企業理念」だから、そんなにころころ変化されては困るものですけどね。
でも、読んでその意味がすぐに理解できないというものはもっと困りますね。
自分が読んでわからないものは、従業員が読んだらもっとわからないでしょ。
そもそも企業理念ってなんなのでしょうね?
これは、その企業が向かうべき方向性を言葉にしたものです。
また、従業員一人一人がその企業で行動するときの行動基準でもあります。
この企業理念がしっかりと根付いていれば、基本的にマニュアルなんていらないんですよ。
企業理念に基づく行動さえしていれば、間違いない判断ができますからね。
で、企業において問題になるのは、この企業理念が浸透していないこと。
これ、ほとんどの会社がそうじゃないですか?
正直な話、私が前に勤めていた会社の企業理念を言え、といわれても思い出せませんから。
それだけ、個人の意識や行動のベクトルが合っていなかったということですよね。
企業において、個々の意識は尊重されるべきものです。
しかし、その意識も企業が目指している方向と全く異なるものであれば修正する必要があるでしょう。
例えば、「お客様の満足のために」という理念を掲げておきながら、実際には自分の利益ばかりに目がいき、粗悪品を高く売ったりして儲けている社員がいる。
お客様からクレームがきたときに、その社員から
「だって、こうした方が我が社の利益になるでしょ」
なんてあっさり言われたら。
いくら自社の利益になろうとも、これは理念からはずれた行為じゃないですか。
それが悪評をよんで、結局は自分の首を絞めることになるのは明白なのに。
こういった事態を防ぐためにも、「企業理念」に基づいた価値判断を行えるよう、従業員には自社の理念をしっかりと浸透させる必要があるんですよね。
また、お客様にも自社の理念をどんどん伝えていく必要があります。
その理念がその会社の顔なんですから。
これは企業だけの話じゃないですよ。
人生においても同じこと。
自分は何に価値を置いて行動しているのか?
ここを明確にすればするほど、人は間違いなく寄ってきますよ。
ぜひ、自分の理念を見直してみてください。
行動語録 その77
自社の理念を明確にし浸透させることが、行動基準へとつながる
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