行動語録　その１１１　自分で自分に自分の言葉を

肯定語を毎日自分に浴びせると、自分の気持ちや行動が肯定的になっていくというのはもうおわかりですね。
んでも、これがなかなかできない。

どうして？
人って意識していないとついつい後戻り。
今まで慣れ親しんだ習慣、つまり「自分を否定する」方へ戻っちゃうんですよね。
だったらどうしよう？

私は「こんなときにはこうする自分」という言葉を決めています。
たとえば
「買い物をしたときには店員にありがとうを言う自分」
「トイレに行ったらスリッパを並べる自分」
「毎朝必ずブログ小説を書く自分」

と、こんな具合に。
キャッチフレーズのようなものですが、キャッチフレーズにしちゃうと「人にＰＲするためのもの」になっちゃって、かっこつける自分ができちゃいそう。

かっこつけるためのものじゃなくて、自分がわかればいい、もっと泥臭い内容で十分なんだよね。
自分がその場面になったときに、その行動が取れるようなものであればいいんだから。

この自分への言葉、作るのは簡単。
何かやろうとしたときに、「成功している理想の自分だったら、こんなときどんな風にふるまうかな？」と想像すれば答えは出てきますよね。

これ、思いついたのは確か高校生の頃だったと思います。
遠足の時に、ふとそこに落ちているゴミを拾ったんです。
そしたら先生から突然「えらいっ！」とお褒めの言葉。

こちらは当たり前と思ってやったんだけど、世間一般的にはそうじゃなかったみたいですね。
それ以来「ゴミを見たら拾うぞ」ということがインプットされました。

さすがに道ばたに落ちている全てのゴミは拾えませんが、公共施設とかで目についたら拾うようになりましたね。
で、ゴミが目についたときに最初の頃はこう自分に唱えていたんです。
「おい、ここで拾うのがおまえだろ」と。
そしたら、何のためらいもなくゴミを拾えるようになりましたね。

中には特に意味のない行動もありますよ
「バスを待つ間に時間があったら、バス停一つ歩く自分」
人から見れば「せっかち」にも見られる行動ですね。
ま、これが自分だからいいかな。

他にも自分へ言い聞かせている言葉、たくさんあります。
というか、ここで書こうと思っても思いつかないんですよ。
実際にその行動の場面にならないと。
つまりは、そのくらいたくさんの自分が集まって一つの自分を形成しているってことなんですよね。

自分で自分に自分の言葉で、もちろん肯定的な言葉で言い聞かせる。
それによって、徐々に理想の自分に近づいていける。
そんな気がしています。

行動語録　その１１１
自分で自分に自分の言葉を言い聞かせると、その言葉から生まれる行動が自分を作り上げていく