行動語録 その117 右足を出すと左足が出る
2023/12/26
いきなりなんですが、皆さんに質問。
「歩き方を教えてください」
さて、どうですか?
私に丁寧に教えてくださいよ。
自分の歩き方とかではありません。
純粋に「歩き方」です。
ほら、いつも当たり前にやっている「歩き方」ですよ。
そういわれるとなかなか説明できないんじゃないですか?
「えっと、右足を上に上げてそれを前に出しておろす、次に左足を…」
これ、日常で無意識にやっている行為ですからね。
そんな当たり前のことを説明しろ、といわれると逆に頭がこんがらがっちゃう。
実はこの「日常無意識にやっている行為」というのが重要。
よく成功者に
「成功するコツを教えてください」
なんてことをインタビューするようなものがあります。
そこで成功者は頭を絞って一言でこう言いますね。
「成功のコツは早起きだよ」
「成功するには毎日の努力の積み重ねだね」
「アイデアがひらめいたらメモ、これが秘訣かな」
などなど。
中にはこんなのも
「毎朝誰よりも早く出社してトイレ掃除」
一見するとなんの因果関係があるのかわからないものまで飛び出します。
で、これらを聞いた一般人はこう思うわけですよ。
「なるほど、早起きして仕事を始めると成功するのか。
じゃぁ明日から早速始めてみよう」
で、スタート。
が、一週間ほどで挫折。
おそらく休日をはさんだときに、
「今日は休みの日だから、この日くらいはゆっくり寝ちゃおう」
なんて思って、そのままズルズルと元に戻っちゃう。
では一般人と成功者の大きな違いって何なのでしょう?
はい、一般人は「歩き方を考えながら歩いている」んですよね。
それに対して成功者は「当たり前に歩いている」んですよ。
成功する秘訣を一言で伝えていますが、それは歩き方の中のごく一部。
「右足を上に上げることが歩くコツだよ」
といわれているようなものです。
実際には歩くという動作は右足と左足が交互にスムーズに出る一連のものですよね。
成功者はその一連の行動やリズムを、人生の中で歩くのと同じくらい当たり前にこなしているんです。
この成功の秘訣を体系化したものが、世に言う「成功哲学」。
一連の歩き方を一つ一つ解説したものですね。
でも、そこに書かれているものは一連の動作の一つ一つ。
実際に歩くときには全ての動作が融合して、流れるように動くでしょ。
ではどうすれば成功哲学が歩く動作と同じくらいに当たり前の一連の動作になれるのか?
簡単なことです。
当たり前になるまで必死に続けること。
それしかないですね。
成功者は一日にしてならず。
どこからが成功か、なんて線引きはありませんよね。
気が付いたらそうなっていた、というのが正解じゃないでしょうか。
赤ちゃんの歩き方も同じですよ。
やっと立ったばかりで、おぼつかない歩き方をしている赤ちゃんでも、半年も経つとスタスタと当たり前に歩く。
その歩くスピードも徐々にはやくなり、今度は走ることができる。
さらに成長すると、人と競争するくらいにまで走ることができる。
また、すごく長い距離を走り続けることもできる。
最後には陸上選手のように一流のスピードまで成長できるわけですよ。
それは一日でなしえたものではないですよね。
生まれてからコツコツと「歩き方」をマスターしていった成果ですね。
私たちは成功というものに対して、まだよちよち歩き。
でも、この歩き方をいつもやっていれば、そのうち人から注目を浴びるくらいの歩き方をマスターできますよ。
行動語録 その117
成功への王道は、普通に歩くのと同じくらい当たり前に成功への行動をつづけること
----------------------------------------------------------------------
ユーアンドミークリエイト株式会社
〒883-0021
宮崎県日向市財光寺1460
電話番号 : 080-3503-8297
FAX番号 : 0982-54-4936
----------------------------------------------------------------------