行動語録 その135 目標の落とし穴
2024/01/13
私が所属する団体が主催する講演会を開いたときのこと。
事務局をやっている関係上、講師と半日一緒に会員の企業訪問におつきあい。
結構勉強になりました。
講師は実践しているバリバリの経営者。
何しろ7人の社員で純利益1億ですからね。
売り上げじゃないですよ。
純利益ですから税引き後に手元に残った利益ですよ。
ということは、税金を納める前はその倍、つまり2億の経常利益を出しているということ。
すごいですね。
でも、ただただ感心するだけではいけません。
何がその人の経営のポイントなのか、それをいろいろと聞くことができました。
さて、その方が必ず訪問先で言う言葉があります。
それは「しっかりとした目標をもたなあかん!」(関西の方です)
その目標も「売り上げ」ではなく「利益」に目を向けること。
売り上げ値を目標にしても、実質赤字では意味がない。
それが経営というもの。
ま、これだけ聞くと、とてもがめついおっちゃんに聞こえますが、人間性はとても豊かです。
社員のモチベーションを上げるための工夫はむちゃくちゃやっています。
私の小説で書いた策の、さらに上をいっていました。
今度取材して、これを小説にしようかな。
で、話しを戻しましょう。
「目標を立てなあかん!」
ここでふと気づきました。
目標の立て方を間違えると、「自分に枠をつける」ことになっちゃう。
先ほど、目標を「売り上げ」ではなく「利益に」というのをあげましたよね。
「売り上げ」を目標にしてしまうと、薄利多売、もしくは赤字でも「売る」ことが大前提になってしまうので、行動するための発想の幅が狭くなっちゃう。
だって、「売る」ことにしか意識が向かないから。
しかし「利益」に目を向けると、「売り上げ」以外にも利益を上げる方法はいくらでもあることに気づきます。
単純に書くと、
利益=売り上げ−経費(仕入れ+人件費+諸経費 等々)ですから。
ということは、売り上げを上げなくても経費を削減すればよくなる。
その経費も細かく見ると、いろいろなところのムダを省くことで抑えることができる。
発想の幅がどんどん広がるんですよ。
目標の立て方一つで、その人の人生における成功が決まってしまう。
そういっても過言ではないでしょうね。
「目標達成」=「人生の成功」
ではないんですよ。
そのためにも、発想の幅を広げる「目標の立て方」を見直してみよう。
行動語録 その135
目標の立て方次第で、自分の行動や発想の枠が広がる
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