行動語録　その１６９　夢見る夢子ちゃん

夢を見るのは大事なこと。
それ自体は否定しないです。
が、その夢をいつまで「夢」にしておきますか？

先日、ある人と話をしたんですよ。
「今の目標は？」
「年収○億！」

躊躇なく答えてくれましたね。
で、次の質問。

「そのためにはどうするの？」
「その方法がわからないから困っているのよ」
「だったら、どんな事業をするのかな？」
「会社経営は考えていないのよ。できたら個人事業で…」

・・・それは目標とは言いません。
ただの「夢」にすぎません！！

そして、そのあと自分の今年の目標を見せてあげました。
できるだけ毎日手帳に簡潔に書くようにしているんです。
これ、成功法則の必修条件ですよね。

で、その中に
「年収３０００万円」
と書いてあります。

現状から見れば、年収１０００万円が現実的な数字でしょう。
が、ここで自分の枠を作りたくないため、その二倍の数値を書くことに。
年収に関しては、もうちょっと欲を出して三倍の数値を書いております。

それを見たあちらさん
「それって低くない？
　どうせならもっと高い数字にしましょうよ」

いや、それは自分としてはできない、ということを言ったら
「コーチなのに自分を否定するの？」
というお返事。

・・・うーん、自分を否定しているんじゃないんですよ。
この数字は自分に挑戦しているんですよ。
そりゃ、あなたの○億よりは低い数字でしょうが・・・
自分としてはチャレンジしている数字。
かなり現実をにらんでの数字です。

そして、その数字には戦略がありますよ。
それなりの計画も。
単なる夢じゃないんです。
きちんとした戦略の元にたてた数字、これが「目標」ですよ。

ちなみに私に向かって「自分を否定するの？」と言ったあなた。
そんなあなたに私はこう言いましたよね。
「それだけの収入を得るのなら○○という事業もいいんじゃない。」
「そんなことするお金がないもん」
おいおい・・・自分を一番否定しているのはあなたでしょ。

芸能界デビューを企てている人へ。
そのために何を行動しますか？

小説や出版で印税生活を企てている人へ。
そのために何から取り組んでいますか？

家がほしいあなたへ。
そのためにどんな情報を得に行っていますか？

夢を見るのはかまいません。
が、そのために何の行動をしているのか、どんな計画を立てているのか？

原宿でスカウトされたら芸能界にデビューしよう。
書いた本が１００万部売れるようにがんばろう。　
宝くじが当たったら家を買おう。

それは「計画」じゃないですからね。
それはまだまだ「夢見る夢子ちゃん」です。
まずは現実を知りましょう。
○億稼ぐんだったら、○億稼いでいる人から直接その稼ぎ方を聞きに行きましょうよ。

それをせずして、情報も得ずして「目標」とは言わないように。

行動語録　その１６９
具体的な行動と情報を得ずして立てたものはただの「夢」。
「目標」には具体性が必要