行動語録　その１０８　気を抜くところと引き締めるところ

ある年の年末、作家活動に忙しい中で久々にＤＶＤを見ました。
内容は娯楽もの。

年末の忙しい時期に、こんなことしていていいのか？
心の中でちょっとだけ罪悪感を感じながらも
「ここでしっかりと息を抜いておかないと、いくらやってもムダだな・・・」
と感じてしまったもので。

昨日はＤＶＤ鑑賞だったけれど、その前は昼寝だったな。
どうも脳みそがだんだん行き詰まっているみたい。
そういえば前にも書いたけれど、私の場合筆が進むのはＪＲの中。
移動中とかの方が、外部の刺激を適度に受けてどんどん筆が進む。

が、ここ数日はオフィスか自宅に閉じこもって仕事しているからな。
だから息がつまるのか。
でもおかげで、仕事に集中するときはびしっと集中し、その分気を抜くときは思いっきり抜くというメリハリがつきましたよ。
この繰り返しが神経に適度な刺激を与えて、それなりの精神が養われるのかも。

ほら、筋肉を鍛えるときだってトレーニングしっぱなしではだめでしょ。
あれって確か適度に休まないといけないんだよね。
筋肉に負荷をかけることで、筋肉の組織を一度切る。
筋肉組織は再び元のようにくっつこうとする。
このときに筋肉組織が太くなるそうだ。
これを繰り返すと、だんだんと「筋肉がつく」という状態になる。

このときに重要なのは、筋肉組織が元に戻ろうとする期間。
このときは基本的に筋肉に負荷を与えないようにしなければいけない。
慣れてくると、そのスピードは速くなるけれど、慣れないウチは次に負荷をかけるまでに適度な期間が必要とか。

なるほど、自分の頭の中もそれだわ。
今、作家のような生活を始めたけれど、頭の中の「作家の筋肉」がつき始めたところなんだろうね。
だから、行き詰まったら適度な休憩をとらないとダメだわ。
慣れてくれば、これが自分でコントロールできるようになるんだろうね。

ということで、気を抜くときと引き締めるとき、交互の刺激を頭に与えて、今日も原稿に向かいます。

行動語録　その１０８
行動のための頭の筋肉を鍛えるには、適度に気を緩めることと引き締めることを繰り返すと効果的