行動語録　その１０９　毎日浴びせることば

今、自分にどのような言葉を浴びせているのか？

「できない」「だめだ」「ついてない」の否定語ばかりあびせると、それは本当にできなくなる。
逆に「できる」「やれる」「ついている」の肯定語を浴びせると、それは本当にできてしまう。

これはもうおわかりですよね。
私も、一冊目の本を出そうとしたとき、一時期は本を出すのをあきらめかけていたことがあります。
どの出版社からも「今回は残念ながら・・・」の返事ばかりだったから。

しかし、「絶対に出してやる」「この本をたくさんの人に読んでもらうんだ」「あきらめるもんか！」の決意を頭に毎日浴びせ、さらに挑戦。
これが思考と行動が結びついた瞬間でした。
そうしたところ、奇跡が起きたわけです。

いや、これは奇跡ではなく当たり前のことなんだろうね。
だって、自分が「できる」って自分を信じて、その言葉を毎日自分に浴びせていたんだから。

私はよく「理想の自分」を頭に描いています。
そして、何か決断をするときに「何でもできるスーパーマン」の理想の自分に問いかけます。
すると理想の自分はこう答えるんですよ。

「大丈夫、できるって。やってみな！」

他にも、ちょっとくじけて行動を止めようとすると、理想の自分がこう叫ぶんです。

「だぁ〜っ、それは本当のおまえじゃないだろ！」

これ、一見すると否定語ですが中身は否定に対しての否定。つまり肯定です。
こうやって毎日自分に「行動できる！」と言葉をかけていると、本当にできちゃうもの。

それとよくやるのが自転車にのりながら
「できる、やれる、走れる、飛べる！」
と呪文のように自分に語りかけています。
そうすると、奥底から力が湧いてきて、ペダルをこぐスピードも徐々に速くなってきます。
言葉の魔力ですね。

これを「深層自己説得」ともいいます。
普段から潜在意識に語りかけるんですよね。
そうすると、いざというときに潜在意識から情報を引き出すこともできますよ。
深層自己説得は顕在意識と潜在意識をつなぐパイプを徐々に太くしていくんですね。

毎日自分に浴びせる言葉を変えるだけで、人生は変わりますよ。
いや、変わるというのは適切な表現じゃないな。
「本来の自分に戻れる」といったほうがしっくりくるかも。
そう、あなたが本当になりたかった自分になれるのですよ。

行動語録　その１０９
毎日自分に浴びせる言葉を肯定語にすると、本当の自分の姿に戻れる