行動語録　その３７　伝え方次第

　以前、とある交流会を開いていました。私を含め６人の仲間が自分自身のことや、自分の思いを語り合いました。そこで聞いた話しの中で、おもしろいことに気づいたので紹介しますね。

　実はこの交流会、ある教材を使っている仲間なんですけど、その教材を売っているセールストークに違いがあることに気づいたんです。この教材、正直に言ってちょっとお高いものなんですが、それは教材にプラスしてアフターフォローもついているから。

　私に売ってくれた人はこう言っていました。
「確かにこれは安い物じゃないし、教材の原価もそんなにはしないでしょう。しかし、一年間の定期的なフォローの費用まで含んでいますのでこれだけするんですよ」
　その言葉を聞いていたいので、私は一年間のフォローを使うだけ使い倒しましたよ。だって、その費用は含まれているんだから。つかわにゃ損でしょ。

　しかし、別の人はこのようなことを言われたそうです。
「この金額は教材にかかる費用なんですよ。アフターフォローはおまけでついてきていますので」

　で、どうしたか。
　アフターフォローの方は先方にお任せで、特に意識しないまま一年過ぎていったとか。
　この二つの伝え方の大きな違い、わかりますか？

　私への伝え方だと、そこから「つかわにゃ損！」ということで積極的な行動に結びつけたでしょ。しかし、別の人には「おまけだから」ということで、逆にその部分を意識させなかった。行動に結びつかなかったんですよね。

　でも実際には金額もその会社がやっていることも同じ。その会社から言わせると、アフターフォローを使うか使わないかはユーザー次第ということになるんでしょうけどね。

　しかし、その意欲を最初から奪ったのはその会社のセールストークが一つの要因であることは確かでしょう。
　言葉って難しいし、恐ろしいですよね。伝え方一つで、相手の動きを活発にもし、封じることもできちゃう。

　相手にとって行動意欲となる伝え方。考えてみないとね。

行動語録　その３７
行動意欲となる伝え方をすると、積極的に動くことができる