行動語録　その５２　それは自分を否定している

　以前、テレビにほりえもんが登場したときのこと。あの人の独特の風貌は、人によっては「社長らしくない」とかいろんな意見がありますよね。お金持ちなのにお金持ちらしくない風貌。しかし、その言葉や態度はやはりお金持ち独特のものがありますね。
　だからあまり好きじゃない人もいるみたいで。

　この人を見ていると、昔ある人との会話を思い出しました。その会話とは「ビル・ゲイツって嫌いなんですよね」です。
　私は逆に尊敬に値する人だと思っています。が、その人曰く「お金持ちだから」だとか。

　いろいろと叩かれて、それで慈善事業を始めたところがいやだ、みたいな会話だったと記憶しています。
　ま、それはおそらくこじつけでしょうね。結局「お金持ちがお金持ちってしている態度とかが嫌い」と言っているんですよ。

　その人とはしばらく会っていないので、ほりえもんに対してどう思っているかはわからないんですけど、おそらく「嫌いだ」と言っていることでしょうね。

　しかし、そう言う人に限って「今の給料に不満だ！」「○○したいけれどお金がない」と口癖のように言っている。
　だから、目指すところが「清貧」だそうです。
・・・なんか矛盾している。

　お金持ちを嫌いな理由はいろいろとあるでしょう。しかし、それってある意味「あこがれ」の裏返しでもあるんですよね。自分がとうていそこにはたどり着けないということを、自分自身に納得させているようなもの。
　それって、自分の能力を否定していることになりますよね。

　人は無限の可能性を秘めている。その可能性を開花させた人たちを「否定」するということは、自分を否定しているようなもの。
　だれも、ビル・ゲイツのような生活を送りなさいと言っているワケじゃないんだよね。あの人達がどうやったらその域に達したのかを、よく観察して勉強する方が自分にとってプラスになるんじゃないかな。

　私もそういった人たちの考え方を一生懸命学んでいます。もちろん、ビル・ゲイツだけでなく、いろんな人の考え方や生き方をです。その中から、自分でもできそうなことやまねしたいことをやっているだけ。
　この行動語録だってそう。メルマガもそう。自転車で走り回っているのだってそう。
　人を否定するということは、自分の中にあるその人と同じ芽を否定することになるんだから。

　否定する前に、一度やってみてから「あ、これは自分には合わないわ」と選択すればいいんです。一から十までまねする必要もないんだから。
　自分を否定しちゃったら、成長はそこまででストップしちゃいますよ。

行動語録　その５２
まずは人を否定しないこと。それは自分を否定することになり、成長は止まってしまう