行動語録　その６６　参加するからには

これはまだ私がコーチとしてのトレーニングをしていた頃のこと。

「ミーティング・マネジメント」、つまりファシリテーターの技術についてのクラスを受講していました。

 

すでに実践していることばかりだから、どちらかというと情報提供側にまわっているんです。

このトレーニングというのは、進行役のクラスコーチがいて、いろいろな質問や課題を参加者に投げて一緒に考えていこうというスタイルなんです。

 

で、そのクラスコーチには「魔の時間」というのがあるんですよ。
それはロールプレイで「○○役をやる人いませんか？」といって誰も手を挙げないとき。
なかなか反応してくれないことがほとんどなんですよね。

 

今回は５分間のファシリテーター役を募集。
うわっ、５分かよ・・・ちと厳しいな。
１０分ならなんとかなるかも・・・
で、「誰かファシリテーター役やって頂けませんか？」

 

３秒・・・５秒・・・誰も出ない
・・・８秒、そろそろ頃合いか。
「じゃぁ私やります」

 

はい、私が手を挙げました。

ま、ファシリテーター役をやることは簡単なんですけど、できれば他の人に経験してもらいたいんですよね。
とりあえず頭の中で瞬時に立てた戦略でいってみるか。

 

結果は・・・最終的にはもう５分ほしいところでしたが、なんとか５分でまとめきっちゃいました。

これ、今まで受講したトレーニングでもそうなんですよね。
参加したからにはこちらから声を発して進めないともったいないですよ。
せっかくたくさんの人がフィードバックをしてくれるんだから。

自分のコーチとしての成長を考えるなら、良くも悪くもやってみないとね。

「参加することに意義がある」じゃもったいないですよ。
どうせ参加するなら、積極的に参加しましょうよ。

 

これ、コーチングトレーニングだけじゃなく他の行事も同じ。
たまたまスタッフを頼まれたイベントも、どうせなら主体的に動かなきゃ。

「やらされている」じゃおもしろくないでしょ。
自分の意志を入れて「やっている」って気にならないと、同じ時間を過ごすのがもったいないよね。

 

イベントだけじゃなく仕事もそう。
やるからには「自分の意志で行動」を心がけると、つまらないと思っていたものも楽しくなりますよ。

だって、そこには「自分」が介在しているんだから。

行動語録　その６６

どうせ参加するなら意欲を持って主体的に、そうすると楽しくなっちゃう