行動語録　その９７　すべてを受け入れる気持ち

今、自分の身の回りに起きている出来事を、あなたは受け入れることができますか？
それが例えどんなにつらく、悲しいことであっても…

人ってうれしいこととか楽しいことは喜んで受け入れますよね。
例えばボーナス。
「おっ、去年よりもちょっとあがっているぞ！」
なんてことは当然のことながらうれしくて受け入れる。

が、
「えっ、どうして予想よりも少ないの？」
なんてことになると、思わず目を疑っちゃいますよね。

そして人によっては
「課長！どうしてこんな額なんですか？」
と言い寄ったりすることもあるでしょうね。

しかし、それは「事実」。
すでに起きてしまったことなんだよね。
まだボーナスくらいならたいしたことはないでしょう。
これが心の傷になるような、とてつもなく大きなことであったら…

何でまたこんなことを書こうかと思ったのか。
ふと頭にこんな歌詞が思い浮かんだんですよ。

 

 

1. 
ある日　パパと二人で 語り合ったさ
この世に生きる喜び そして　悲しみのことを
グリーン　グリーン 青空には　小鳥が歌い
グリーン　グリーン 丘の上には　ララ　緑がもえる

2.
その時　パパはいったさ ぼくを胸にだき
つらく悲しいときにも ラララ　泣くんじゃないと
グリーン　グリーン 青空には　そよ風ふいて
グリーン　グリーン 丘の上には　ララ　緑がゆれる

3.
ある朝　ぼくはめざめて そして知ったさ
この世につらい悲しいことが
あるってことを グリーン　グリーン
青空には　雲がはしり グリーン　グリーン
丘の上には　ララ　緑がさわぐ　

 

 

そう、もう皆さんもご存じの「グリーングリーン」です。
軽快なリズムとは裏腹に、どこか悲しい歌詞。
どうしてこれがふと思いついたのかは不明。
しかし、なぜかこれが思いつきこのことを書こうと思っちゃったんですよね。
そう思ったことも事実だからしっかりと受け止めなきゃ。

ちなみに、正確な歌詞を知ろうとインターネットで調べたら、これって７番まであったんですね。
知らなかった。
どうせだから紹介しておきます。

 

 

4.
あの時　パパと 約束したことを守った
こぶしをかため　胸をはり ラララ　僕は立っていた
グリーン　グリーン まぶたには　涙あふれ
グリーン　グリーン 丘の上には　ララ　緑もぬれる

5.
その朝　パパは出かけた 遠い旅路へ
二度と帰ってこないと ラララ　僕にもわかった
グリーン　グリーン 青空には　虹がかかり
グリーン　グリーン 丘の上には　ララ　緑がはえる

6.
やがて　月日が過ぎゆき 僕は知るだろう
パパの言ってたことばの ラララ　ほんとの意味を
グリーン　グリーン 青空には　太陽笑い
グリーン　グリーン 丘の上には　ララ　緑があざやか

7.
いつか　ぼくもこどもと 語り合うだろう
この世に生きる喜び そして　悲しみのことを
グリーン　グリーン 青空には　かすみたなびき
グリーン　グリーン 丘の上には　ララ　緑が広がる
緑が広がる　緑が広がる　緑が広がる

 

 

パパがどうしていなくなったのかは、残念ながら不明です。
が、いなくなったという事実はそこで起きているんですよね。
それをしっかりと受け入れて、この先どのようにして生きていくのか。
こちらの方がとても大事。

 

そのうちこの子もきっと気づくことでしょう。
パパがいなくなった「意味」を。
「理由」ではなく「意味」です。
パパがいなくなったということは、この子の人生において何らかの大きな意味を持っているんでしょうね。

 

私も人生において一生忘れることのない悲劇と出会ったことがあります。
が、ここに大きな意味を見いだすことができました。
だから、今の私がいます。
これがなかったら、皆さんはおそらく私には出会っていなかったでしょうね。

 

すべてを「プラスに」受け止めなさい、何てことは言いません。
悲しいこと、つらいことはどうやっても悲しく、つらいものですよ。
これらを否定せずに、自分に起きた事実ということをしっかりと認識して、あるがままに受け入れる。

そうすると、間違いなく自分の人生においての「意味」をそこからくみ取ることができるでしょう。

行動語録　その９７
自分の身の回りに起きたことを事実として受け止めることができると、そこに人生の意味を感じることができる