行動語録　その１３３　にばい、二倍！

以前やっていた活動に、私が主催していた自己啓発交流会
「サクセスサポートクラブひむか」
ってのがありました。

 

ナポレオン・ヒルやマーフィーをはじめとした自己啓発の本を読んだ方はたくさんいるでしょう。
でも、こういった分野の話しを会社や友達の間でやっちゃうと、白い目で見られたり果ては宗教だと言われたり。

なかなかのびのびと話しをしたり情報交換したりってことが難しいんですよね。
そうなると、モチベーションが低下してしまう。

 

結果、本を読んだだけで行動しない「自己啓発マニア」のできあがり。
自分が１０年間はそうでしたから。

そういう人のために、情報交換とモチベーション維持の場を提供するのが目的で交流会を二ヶ月に一度開催していました。

 

あるときは「今年の目標をシェアしあう」というテーマで開催。
といっても、ただぺちゃくちゃお話しするだけじゃないです。
ちゃんと形になるように、あの手この手を使っていました。

 

まず今年達成したい目標を書き出してもらいます。
次にその目標をなるべく数値化します。
例えば「お金持ちになりたい」だったら、金額を書いてもらう。
「年収１０００万円」といった具合に。

 

そして次がポイント。
その数値を「２倍」にします。
「年収１０００万円」→「年収２０００万円」

ダイエットだったら
「−３ｋｇ」→「−６ｋｇ」

 

中には二倍にできないものもありますから、その場合は１．５倍でもなんでもＯＫ。
最初に立てた目標よりも多めにするのがポイント。

 

これは今年の終わりに目標達成を振り返ったときに
「−６ｋｇってしていたけど、結局−４．５キロまでしか落とせなかったな…」
なんて思っても、よぉ〜く考えたら
「最初は−３ｋｇって目標だったんだよな。
　そう考えたら余裕で目標値クリアしてんじゃないの！」
とちょっとお得な気分になります。

 

目標を本当に達成したいと思ったら、その値よりもさらに上を設定することをお薦め。
目標値って、大切ではありますが自分の可能性に「枠」をつけることにもなるんです。

目標が年収一千万円だったら、その年のあなたの価値は「一千万」でしかなくなっちゃう。
ホントはもっといける可能性を潜めているんだけどね。

 

目標値についてはもう一つポイントがあります。
その数値を「絶対値」にします。
年収とかだったらそのままでもＯＫですが、ダイエットだったら「−６ｋｇ」ではなく、今の体重から−６ｋｇした体重を書き出します。

 

相対値を目標にしちゃうと、スタート地点の数値が曖昧だとゴールの数値も曖昧になっちゃうでしょ。
今日の体重が７０キロ。でも、夜食べ過ぎちゃって１キロプラス。
「明日からダイエットすりゃいいから、−６ｋｇで６５キロにすりゃいいか」
と自分に甘くなっちゃうんですよ。

 

果ては半年後に６キロ増えちゃって、「今年は−６ｋｇだから元の体重に戻せばいいや」ってことになっちゃうことも。
意味ないですね。

 

目標値設定のポイントをうまく使うと、今年一年の動きが倍になりますよ。

行動語録　その１３３

達成したい目標の値を倍に設定すると、自分の価値と行動が倍になる