行動語録　その３１０　反省と成長

人は反省をして成長する。
しかし、反省だけなら猿でもできる。
反省をしたのならば、そこから新たな行動を起こさねば。
また同じ過ちを犯してしまう。

かつて、製造業の設計をやっていた。
このとき、何度同じ失敗を繰り返しただろう。
反省はしなかったのか？

反省はした。
したが、その内容は全て「他人の責任」だったように覚えている。
私が悪いんじゃない、製造工程が悪いんだ、品質管理が悪いんだ、挙げ句の果ては打ち合わせをしたときのメーカーの指示が悪いんだ。
そういう反省ばかりだった。

違うんだよね。
これ、すべて自分が引き起こした出来事。
反省文の上では「私が悪かったです」となっていたが、心の中では「本当はあいつが悪いんだぜ」と言っていたような気がする。
だから何度も同じ過ちを犯してしまう。

全ての出来事は自分が源。
物事はすべて因果の法則がある。
原因がなければ結果は生まれない。

自分がもっともっと責任を持って、失敗したことに対して正面からぶつかって反省し、次の行動に結びつけない限りは、成長はない。

成長は自分自身への反省から生まれる。
反省したら、次はその行動を起こさないと、何も新しいことは生み出せない。
だから、行動あるのみ。

行動語録　その３１０
反省だけなら意味はない　その後行動が伴って始めて成長できる