行動語録　その４６５　チームで良いものを作るコツ

人はものを買うと、まず「所有する喜び」というものを味わう。

例えば子どもに誕生日プレゼントでおもちゃを与えたとする。
子どもは当然喜ぶ。
そのときすぐに別の子がそのおもちゃで遊びたいと言ってきた。

さて、あなたならどう対処するだろうか。

おそらく
「他にもたくさんあるのだから、貸してあげなさい」
と、プレゼントされたおもちゃを貸してあげるように促すのではないだろうか。

これは一見すると正解のようで不正解。
なぜなら、まだ子どもはプレゼントを所有するといった喜びを味わってはいないのだから。

自分が満足していないのに、人に喜んで何かを与えること、あなたにはできるだろうか？
私にはできない。

だからこそ、まず自分を満たしなさいと私は言っている。
自分を満たさない限りは、周りを満たすことはできない。

これはチームを組む上でもはずせない考え方だ。
チームで一つの成果を得ようと思ったら、メンバーそれぞれが十分満たされるような報酬制度を組まなければならない。

満足した報酬を得られると思ったら、高いパフォーマンスを発揮してチームに貢献してくれる。
これが良いものをつくるコツ。

何が満足を生み出すのか。
満足すれば、人は喜んで行動を起こす。

行動語録　その４６５
チームで何かをやり遂げたいのなら、一人一人が十分満足するものを与えること