動語録　その５７６　人生をリセット

世の中の全てをリセットしてみたい。
かつてそんな気分になるときがあった。

若くは中学生の頃。
テストが目前に迫ってくると、明日天変地異が起きてそれどころじゃない事態に陥って欲しい。
なんて空想したものだ。

大人になっても、何か嫌なことが目前に迫ってくるとそれを避けたいが為に「自分以外に責任がある大きな出来事」が身に降りかかることを願ったものだ。
それが起こることで、自分の環境がリセットできると勘違いしていた。

しかしそれはリセットでも何でもないんだよね。
むしろ事態を混乱させるだけに過ぎない。

いくら環境でリセットされ嫌なものが避けられたとしても、自分自身の心は結局何も変化していない。
また同じ事が起きたら同じ事を繰り返すだけ。

あの頃の自分はすべてまわりの出来事に振り回されていた。
人生の主役を演じることができなかったんだ。

では今は？

どんなことが起きても、それはすべて自分が引き起こしたこと。
だからリセットなんかさせない。

仮に今、天変地異が起きてもそれすら自分が引き起こしたことの一部だと思う。
だからこそ、そういった事態の中で自分がどう生きていくのかを真剣に考える。

全ては自分から始まる。
自分が主役なのだから。

行動語録　その５７６
自分が主役の人生を演じたければ、どんな環境下でも今を貫く