【ファシリテーション　宮崎　コンサルティング】言葉の意味をそろえる

【宮崎のファシリテーションコンサルタントがお届けする会議のコツです】

 

会議をやっていると、なぜか話題が平行線だったりすることがあります。

「業績を上げるなら、まずはお客の数を増やすことだ！」
「いや、徹底したコストダウンが先決だ！」

 

これ、どちらも正解ですよね。

でもよく聞いてみると違う次元で話をしていることに気付くはず。

お客の数を増やす、ということは「売上を伸ばす」という次元で話をしています。

ところがコストダウンは「利益を上げる」という次元。

どちらも業績を上げることには違いないのですが…

会議ではこういう思いこみで違う次元の話を戦わせることが非常に多いです。

これは参加者が言葉の意味をそろえていないから起きてしまうのです。

会議を進めるファシリテーターは、この言葉の意味をしっかりとそろえてから議論を進める必要があります。
ですから、私は会議の時によくこんな質問をします。

 

「『業績』という言葉がありますが、この業績とは一体何をさすのですか？」

 

ここでそれぞれのメンバーに意見を出させると、おもしろいようにバラバラの答えが出てきます。

つまり方向性は一つでもその中にある思いがそろっていないのです。

ですから、まずは共通言語をそろえましょう。

「『業績』についてたくさん出ましたが、今回は一番意見の多い『売上向上』について議論しましょう」

 

こうすることで、話し合いの方向性がより絞られ、的を射た議論を進めることができますよ。
 

 

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