【ファシリテーション　宮崎　コンサルティング】主役を忘れずに

【宮崎のファシリテーションコンサルタントがお届けする会議のコツです】

 

会議の場で必ずといっていいほど起きるのが「言い争い」。

専門用語では「コンフリクト」といいます。

この言い争い、中身をよく聞くと多いのが「自分の利益を守ろう」とする姿勢。

わかりやすいのが価格交渉。売り手は高く売りたい。

買い手は安く買いたい。

そこで交渉が始まりますよね。

 

でも、このとき見失いがちなのが「主役」の存在です。
価格交渉の時にみんなが見ているのは「お金」だけ。

果たしてこの場合「お金」が主役でしょうか？

さらに、そのお金で購入する「もの」でしょうか？

何かを購入する場合、主役はその「もの」ではなく、それを使う人。

ものを使う人のことを忘れて、値段だけ、ものだけをにらんでいると、購入したあとにとんでもない失敗をしてしまうことがあります。

これは物品購入だけにとどまりません。

もっとわかりやすい例が「人手が足りないから増やしてくれ」「予算の関係で増やすことはできない」といった労使交渉。

ここで話し合いをすると、ほとんどの場合は「人」と「経費」しかにらまず、そこだけで話し合いを始めてしまいます。

ここでの本当の主役は誰？

実は「なぜ人が足りないのか」という向こう側にいるものが主役。

人が足らずにお客様を待たせているのであれば、そのお客様に対してどうするかを話し合わなければ。

こういった「主役は誰か」という視点を客観的に見ることができるか。

これがファシリテーターに求められているものなのです。
 

 

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