あえて背中を向ける【ファシリテーション　宮崎　オンライン　リモート　研修】

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

会議を進行するときに、ファシリテーターは発言者の方をしっかりと向いて、意見をしっかりと「聴く」というのが当たり前の行動です。

また、ホワイトボードなどに議事を記載するときにも、なるべく背中を向けないようにして書くように指導をしています。

 

なのに、あえて参加者に背中を向けるというのはどういうことなのでしょうか？

「背中を向ける」ということなので、会議の参加者が発言をしている最中ではないことはおわかりでしょう。

そうなると、どのような場面で背中を向けるのか？

私が参加者から背中を向けるときは、参加者に何かを考えてもらうときです。

「これについて、１分くらいで周りの人と話をしてください」

 

と、バズセッションを仕掛けることがよくあります。

このときに背中を向けるのです。

 

といっても、ずっと背中を向けているわけではありません。

正確に言えば、参加者を凝視しないということなのです。

どうしてそうするのかというと、人はジッと見られていることを感じると、考えることに集中できなくなります。

参加者には考えることに集中してほしい、そのためにあえて参加者から目をそらすのです。

バズセッションのときには、ホワイトボードを消して書くスペースを確保したり、ペンなどの備品を整理したり。

あとは腕時計を睨んで時間を計ったり。

参加者が考えやすい環境を作るために、あえて背中を向けてみることも意識をしてみてください。

きっとよい意見が出てきますよ。
 

 

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