行動語録　その１１４　現実に理想を合わせるのか、理想に現実を合わせるのか

親戚とかが集まる場にでくわしたとき。
おじさん・おばさんの会話でこんなセリフを耳にしました。

「そうはいっても世間はなかなかきびしいよ
　結局はあきらめて妥協しなきゃいけないんだから」
つまり、自分が持っていた理想を周りの状況に合わせてグレードダウンしなきゃいけないってことを言っているんですね。
ん、それってホントなのかな？

たしかに、独りよがりでホントの夢物語を語っているのを聞くと
「それはちょっと無理でしょ」
と言いたくなることもあるけどね。

例えば、家の中でじっとこもっているような人が、
「私、芸能界デビューするの！」
という夢を持っている。
でも何も行動を起こさずに家でインターネットにかじりついている。

これはさすがに無理です。
この場合は「あなたの理想、現実をしっかり見て立て直しなさい！」と言いたくなります。

が、ほとんどの場合はあることさえすればあなたの理想通りに現実を運ぶことが可能なんですよね。
そのあることとは？

私、２０代のころは理想ばかり唱えていた気がします。
「家を買って楽しく暮らしてやる！」
で、そのために唱えていたことは…
「宝くじでも当たったらね」

そう、何一つ自力で自分の周りを動かそうという「行動」をしなかったんですよ。
強いてやったといえば、カミさんと住宅展示場周りをして遊んでいたくらいかな。

でも、いつしかそれは「夢」の物語になっていました。
そう「宝くじでも当たったらね」という部分。
結局お金がないからだめだわ、と現実に理想を合わせてました。

ところが、宮崎に帰ってきてわずか２ヶ月ほどで理想に向かって現実が動き始めました。
ある住宅メーカーの展示場格安販売に応募。
これは抽選なので残念ながらはずれましたが、このあとメーカーの営業さんが限定の格安プランを提示。

ここからが行動開始です。
いろいろな計算を行い、お互いの両親を納得させ、さらにはムダな経費を省くべく建設予定地（カミさんの実家の敷地内）の旧家屋解体や地ならしを毎週通って自分たちで行いました。

その結果、２０代で家を建てることができたんです。
理想に現実を合わせることができちゃった。

独立もそう。
頭の中で「あれになりたい、こんな生活がしたい」と理想ばかり追いかけていた頃。
それはどこかの物語でしかなかったんですよね。

しかし、意を決してある交流会に出たところ、コーチングとの運命的な出会い。
そしてそこからコーチングを必死で追い求め、周りにＰＲ。
その結果、気がついたら独立せざるを得ないような状況へ。
お尻をたたかれるように独立開業。
そして今があります。

まだまだありますよ。
それが本を出すこと。

昔は漠然と「小説家にでもなりたいなぁ〜」と思ってました。
が、文章は一行も書かず。
これではなれるわけがない。

が、メルマガを始めて連載小説をスタート。
これが積もりにつもって、本気で売り出そうと思う。
再編集し、企画書を作成。
そして４０社ほどに企画書を提出。。
その結果、一社からお声がかかる。
これも理想に現実を合わせた結果です。

今ご紹介した自分の三つのエピソード。
何が転機となったのか？
はい、ズバリ！
　行動　
です。

理想だけでは周りは動きません。
自分が行動し、風を起こすことで周りが動き始めます。

行動もしないウチから「それは無理だよ」とあきらめていたのでは、何も起きないんですよ。
行動もしないで夢ばかりを唱えていても、それは向こうからやってくるわけがない。

あなたが望んでいるそれをこちらに引き寄せたいのなら、寝っ転がっていないでその方向へ向かって自分が歩いていきましょうよ。
そうすれば理想に現実が近づいてきます。
間違いない！

だから私は行動しているんです。
常に動いているんです。
そこへ近づくために。

行動語録　その１１４
自分が動いて、自分で風を起こすことができれば、その風に巻き込まれて自分の理想通りの現実が向こうからやってくる