行動語録　その１４２　ギヤチェンジ

自転車をこいでいるとき、思わずこう歌っちゃいます。

 

♪か〜ぜ〜にぃ〜さからう〜　お〜れ〜のきもちを〜…

 

赤いトラクターには乗っていないですが（笑）

で、風をまともに受けながら気がついたことがあるんです。

 

風に向かって自転車をこぐとき、なかなか前に進みませんよね。
だからギヤを低い方へ入れます。
足の負担を軽くするんです。

前に進むスピードは遅くなりますが、体にとってはこの方が楽ちん。
ゆっくりでも確実に前に進めちゃいます。

 

逆に追い風の時。
ギヤを高い方に入れてぐんぐんと前に進むことが出来ます。
もちろん、スピードは速くなりますよね。

 

あ、そうか！
今自分の置かれている状況をしっかりと把握できていれば、適切なギヤに入れて負担を少なくして前に進むことも出来るし、進むスピードを速めることも出来ちゃうんだ。

 

このギヤの選択をミスっちゃうと、自分への負担を重くしたまま無理矢理前に進もうとしちゃうことだってありますよね。
自分の力を過信しているときなんかがそうですね。

逆に、ぐんぐんと進むことが出来るのにのろのろとして行動を起こさなかったり。
もったいない話しですよね。

 

人は目標を持つと前しか見えなくなるという落とし穴にはまることがあります。
前に進もうとする気力を持つことは大切です。
しかし、前しか見ないのではなく「今」を見ることも大事。

「今」を把握すれば、適切なギヤを選び、そのときに一番良い進み方を選ぶことができちゃいますから。

 

なんてことを、風に逆らいながら自転車をこいでいるときに気づいたお話でした。

行動語録　その１４２

「今」の状況を的確に捉えることが出来ると、適切な進み方がわかる