行動語録　その３１２　潜在意識の落とし穴

ある成功系のプログラムを実践していたときのこと。
そのテキストの後半で、ようやく潜在意識の話が出てきた。

よく実現させたいことをビジュアル化するために、その写真を貼ったりして毎日眺めて潜在意識に落とす、という方法が有効であると言われている。
それを応用したのが「宝地図」といわれるもの。

これはこれで確かに潜在意識に落とし込む効果があるんだろうが。
だが、これには落とし穴がある。

私も昔は壁に宝地図を書いて貼った。
が、なかなか実現しなかった。
紙にも書きまくったことがあった。
だが実現しなかった。

どうしてか？
だって、書いたことが「宝くじに当たる」だったから。

そうじゃないでしょ。
宝くじに当たるというのは手段です。
本当に必要なのは、宝くじに当たったら何をしたいのか。
潜在意識に落とし込まなければいけないのは「何をしたい」という目的の方なんです。

目的なきところに行動は生まれません。
いつまでも棚の上のぼた餅を眺めて、口を開けて待っていたってそれは落ちてこないんです。
そんなことを潜在意識に刷り込んじゃったら、あなたの意識は堕落する一方。

壁にポルシェの写真を貼ってもポルシェは手に入りません。
何がしたいのか、そこを明確に。

行動語録　その３１２
目的のないものを潜在意識に落とし込んでも、何も生まれない