行動語録　その３５７　つまらない行動の裏にあるもの

まだ自分が新入社員だった頃。
某大手メーカーに勤めていて、新入社員研修という形で工場の実習が数ヶ月ありました。

新入社員研修なので、数週間おきに別の職場に配置転換。
今からその現場を取り仕切ったり製品を作ったりする立場になるものとして、いろいろなものを体験させるのが会社の狙い。

ですが、そのころ思ったのは
「早くこの実習終わらないかな。毎日同じことの繰り返しはつまらない」
でした。

そして今、こうやってコーチとして独立して思うこと。
あの毎日同じことを繰り返して作業している人達がいるから、今の私は安心した暮らしができるのだ。

また、そう言う私自身も毎日このブログを書き、毎週メルマガを発行し、毎月コラムを書いている。
同じことの繰り返しではある。

その長い繰り返しが、最近実を結び始めている。
コーチとして、ファシリテーターとしての仕事がどんどん入ってきているのだ。

この同じことの繰り返しというのは、相手の信頼を得て次につなげるための布石となっていくのだ。
そう思うと、この繰り返しはつまらないどころかダイヤモンド以上の価値さえ見えてくる。

物事は表面だけ見てはダメ。
その裏側、本質に何があるのかをしっかり見極めないとね。

行動語録　その３５７
つまらないと思っている行動の裏にも、大きな意味が隠されている