行動語録　その４３２　コップに水が半分

事実は一つ。
しかし解釈は百人百通り。

こんな話を聞いたことがあるだろう。
コップに水が半分入っている。
これを見てどう思うか。

コップに水が半分も入っている。これは楽観主義者。
コップに水が半分しか入っていない。これは悲観主義者。

しかし、事実は一つ。
目の前にはコップに水が半分入っているものが置かれているだけ。

これはコップの水に限ったことではない。
世の中の全てのことがそうなのだ。

この話をすると皆さんわかっているような口ぶりをする。
「わかってるよ、だから楽観主義でプラス思考しなきゃいけないんだろ」
確かにそうなのですが、今回はそれを言いたかったのではありません。

人はその事実を飛ばして「解釈のみ」を人に伝えようとする傾向があるのです。
本当に見て欲しい事実はどこかへ行っちゃう。
ついにわか評論家になって、やれ政治が悪いだとか世の中が不景気だから悪いんだとか、果てはあいつのせいで、なんて口を開いてしまう。

そこにあるのは事実だけなのに。

あなたに認めて欲しいもの、それは事実です。
そしてそれを受け入れること。
人が知りたいのも事実です。

もっと目の前の事実に目を向けて下さい。
それを認識する。
そこがスタートです。

行動語録　その４３２
良い、悪いの前に事実を認識し受け入れること　これが全てのスタート