行動語録　その５６２　備えは備えるだけでは

災難はいつ自分に降りかかってくるかわからない。

以前、神戸の防災センターというところを見学した。
また、リスクマネジメントの講演も聴いてきた。

神戸といえばあの震災を経験した街。
ああいった災害は、いつ起こるかわからない。

備えあれば憂いなし。
だがそれも、なにかあった直後には意識を持っているものの、何事もない状態が続くとついその備えを忘れてしまう。

講演をしていただいた先生は、東京出張の時にはいつ何事があってもよいように、コンパスとミニ懐中電灯、水とちょっとした食料をいつも持ち歩いているという。
なるほど、このように日常で必ずその備えを意識して活用することが大事なのだ。

備えとは単に備蓄しておくことではない。
いつそれを活用しても良いように、常に意識を持っていること。
そうしないと、本当の備えとは言えない。

せっかく備えておいた食料も、気が付けば賞味期限が切れ使えなくなる。
そんなものが押入の奥に眠っていませんか？

いざなにかあったときに、その存在すら忘れてしまい何のための備えだったかわからなくなる。
そんなことありませんか？

備えとは使うためにある。
日々の行動の中でその備えを活用すること。
あなたの備え、大丈夫？

行動語録　その５６２
備えは飾りではない　活用して始めて備えといえる