行動語録　その５６４　それは事実か、それとも

そりゃそうだけど…
ついこんなセリフを言いたくなることがある。

相手の言い分にいまいち納得できない。
けれど相手の言うことももっとも。

経営者や団体の偉い人と話をしていると、よくこのセリフが頭の中で渦巻くことがある。
あなたの言っていること、経験から見れば間違いないんだろう。
でも今の時代に沿っているか、周りの人はどう思っているのか。
ちょと考えて欲しいなぁ。

だが、この言葉は口にしないようにしている。
なぜなら、相手から言わせれば私の考えも
「そりゃそうだけど」
になるからだ。

何が正しくて何が間違いなのか。
このセリフを言う人の多くは、自分の考えが正しいと思っている。

だが、考えに正しいも間違いもない。
それは単に認識の違いでしかない。
世の中で唯一正しいのは、自然の法則に則った原理原則だけ。

水は高きところから低きところへ流れていく。
こういったものだ。
これは事実であり、そこには解釈は存在しない。

私たちが見なければならないのは、そこにある事実。
これに対しての解釈は、ただの想いの違いというだけ。

事実と解釈。
これを混同してしまうから、私たちは行動がふらふらする。

解釈は個人の認識の違いでしかない。
ここを忘れないように。

行動語録　その５６４
見つめるべきは解釈の違いではない　そこにある事実に目を向けよ