語録　その５７４　それは変えなくてもいいんだよ

今までの自分から変わりたい。
そう願っている人は多いんじゃないだろうか。

そう思って自己変革にチャレンジするけれど、結局何も変わらない。
それはどうして？

人はぬるま湯からはなかなか飛び出すことができない。
どんな状況であれ、今の状態が自分にとっては安定しているから。
自分を変えるというのは、そのぬるま湯から飛び出さなければならない。
今を変える、ということは過去の自分を否定しようとしていることになる。

過去の自分もまた自分。
それを否定するということは自分を愛せなくなるということになる。

私はこう考える。
何もぬるま湯から出て、わざわざ隣のお湯に移る必要はない。
今がぬるま湯ならば、そのままゆっくりと温めてしまえばいい。

つまり、今を変えようと思わなくてよいのだ。
今までの自分を認め、これからは足りなかった部分をプラスαしてあげればよい。

そう、過去の自分にはちょっとだけ幸せになる要素が足りなかっただけ。
ぬるま湯の温度が低かっただけに過ぎない。

だったら追い炊きでちょうど良い温度にしてあげればよい。
つまり、足りなかった部分を足せばよいだけ。

ほら、過去に目を背けないで。
過去の自分も一緒に未来に連れていこうよ。

行動語録　その５７４
自分を変えなくてもいい　今までの自分にプラスαしてあげればよい