行動語録　その５７７　あれ、こんなこと思っていたんだ

私は毎週一本、毎朝一本の小説を書いているが、たまにおもしろいことが起きる。
なんと、登場人物が勝手に物語を進めてしまうのだ。

頭の中ではこのような展開に持っていこうと考えているのだが、書いていくうちに登場人物が勝手にしゃべり出し、物語を意外な方向へ持っていく。

いや、そんなことはないだろう。
そう思う人もいるだろう。
しかし、この感覚は味わった人にしかわからないだろう。

先日もそれが起きてしまった。
書いていくと、自分が考えもしなかった展開に発展して驚いている。

これを冷静に考えてみた。
おそらく、自分の心の奥底に潜んでいる何かが文章を通して現れてきたのではないだろうか。

特に自分の願望といったものが現れやすいと思う。
この願望は自分でも普段気付いていないもの。
文章という一つの表現方法を通じて、書いてしまってから自分のそれに気付かされるのだ。

コーチングでもオートクラインといって、自分が話した言葉に気付くということがよくある。
これの文章版だ。

と言いながら書いているこのブログも同じ事が言える。
書き始めると勝手に文章が思いつき、この行動語録となっている。

何でもいいから自分の表現方法を持つというのはおもしろいものだ。

行動語録　その５７７
自分の表現方法を持つと、そこから意外な自分に気付かされることがある