【ファシリテーション　宮崎　コンサルティング】任せれば動く

【宮崎のファシリテーションコンサルタントがお届けする会議のコツです】

会議のやり方の中に、ワークショップ形式というのがあります。
ワークショップは単に言葉だけで話し合うのではなく、メンバーの協同作業を通じて課題となったものに対して何かを作り上げる、体験学習型のやり方です。

でもこのワークショップ、慣れていないとこんなことが起きてしまいます。
誰か一人がリーダーシップをとるのはいいのですが、気が付けばその人の言いなりで事が進んでしまう。
また、一人の人が動きすぎて働かないメンバーができてしまう。
役割を決めたはずなのに、つい人の仕事をうばってやってしまう。

そうやって出来上がったものは、完成度はそれなりに高いのですがメンバー全員の意志が入っておらず、独りよがりのものになってしまいがちです。
これではワークショップにした意味がありません。

これを防ぐには、ちょいと出しゃばりな人にガマンをしてもらいましょう。
なるべくメンバー全員の意志を聞き入れ、役割を決めるのであればそれを徹底して守り、指示命令ではなく「こうしたらどうかな」といったアドバイスに抑えておく。
これがワークショップをうまく運ぶコツです。

必要なのは成果物の完成度ではありません。
このワークを通じて何を思い、何を感じ、何をしたか、というプロセスなのです。

出しゃばりな人はきっと気づくでしょう。
あ、人って仕事を任せればちゃんと動いてくれるものなんだなって。

こういったことを学ぶのもワークショップの醍醐味の一つ。
ぜひ会議スタイルの一つにこれを取り入れてください。

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