【ファシリテーション　宮崎　コンサルティング】それは真の問題ではない

【宮崎やリモートでファシリテーション研修をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです】

 

ファシリテーターとして会議を行うときに注意してほしいことがあります。

それは
「今出ている課題は、真の問題ではない」
という意識を常に持っておいてほしいということです。

 

それってどういう意味なのか？

たとえば会議のテーマが「売り上げ低迷の打開策を考える」だったとしましょう。

この会議ですぐにこんな意見を求めようとしてしまいます。

「いったい何が売り上げ低迷の原因なんだろうか」
まぁここまではいいでしょう。

でも出てくる意見ってごくごく一般的なものばかりになってしまいます。

そこを対策しようとしても、これまたごくごく一般的な解決策しかでてこないし、結果的にマンネリ策を繰り返すだけになる危険性があります。

どうしてそうなるのか。

これは「真の問題点」を探っていないからです。

だから私はこういったテーマの場合、こんな投げかけをします。

「現状の販売において、あなたが不満と思う点は何？」
「お客様が不満と思っている点はなんでしょう？」

 

物事の問題点は不満から始まる。

そう思って間違いありません。

これをたくさん羅列し、グループ分けし、さらにそこから「なぜそう思ったのか？」を繰り返し追求することで、真の問題点が見えてきます。

ストレートに問題点を見ようとせず、一度視点を変えて回り道してみて。

そしてそこから「なぜ、なぜ」を繰り返すと、真の問題点は見えてきますよ。
 

 

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