【ファシリテーション　宮崎　コンサルティング】ファシリテーターは暇であれ

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

会議のファシリテーターというと、常に参加者の意見を引き出してそれを板書し、さらに整理していくという、やたらと忙しい身分であるイメージがあります。

が、本当に上手なファシリテーターは会議の後半になればなるほど「暇」であるものなのです。
えっ、ファシリテーターが暇ってどういうことなの？

そもそもファシリテーターはその名の通り、会議の参加者が自ら動き出すことを「促す」のが大きな役割。

だからこそ、会議の参加者が自分たちで動き出すまでが大変。

しかし一旦動き出したら、あとは皆さんにお任せすればいいのです。

そんなことをしたら、勝手に暴走し出すのではないか。

そういう懸念もあります。

だからファシリテーターが後半でやるべき事は、その暴走や脱線を監視して、そうなりそうなときにだけ介入すること。

あとはじっと黙って見守っておけばいいのですよ。

 

私が主催する会議では、前半は私があの手この手で意見を引き出したり雰囲気を引き上げたりします。

しかし後半になれば「○○を○時までにまとめてください」とテーマだけ投げてあとはほったらかし。

しかしたったそれだけで議論は進行し、気がつけば時間内にまとめまでしっかりと終わっている、なんてことができちゃうんです。

このときのコツ、それは参加者の実力や意識を信じて任せること。

みなさん、ちゃんと力は持っているんです。

その力を会議の前半戦で引き出すのがファシリテーターの役割なのです。

暇、といっても実は裏でかなりの労力は使いますけどね。
 

 

ファシリテーションや会議の指導・運営については、お気軽にお問い合わせください。

オンラインでのリモート研修も実施しています。