愚痴も使いよう【ファシリテーション　宮崎　オンライン　リモート　研修】

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

会議をやっていると、必ずと言っていいほど耳にする言葉があります。

それが「愚痴」です。

愚痴というとマイナスイメージがあって、あまり良くないものではあります。

実はこの「愚痴」をうまく使うと、びっくりするような逆転劇が起こるんですよ。

ではどのように愚痴を使うのか？

まずは「愚痴」というものの見方を変えてみましょう。

 

愚痴とは言い換えれば現状に対する不平、不満です。

その愚痴から「感情」を取り除けば、今の現状、すなわち現在行われていることの「事実」が明確になります。
この「事実」こそが「問題点」になるのです。

例えばこんな感じで。

 

「うちの部長はいつも人にばっかり仕事を任せて自分じゃ何もやらないんだよね。

　ホント、いいかげんにしろって感じだよ。

　嫌気が差すよ」

この愚痴、後半は感情になるのでここを取り除いて完結に書き出すとこのようになります。

「部長は仕事を人任せにして自分ではやらない」

 

この事実が問題点になるかどうかをまず審議するのです。

 

「管理職だから仕事を任せるのは当然だ」

 

ということであれば、問題にはならないでしょう。

 

「自分でやるべきことを人任せにするのはおかしい」

 

となれば、問題点として取り扱って対策を考えればいいのです。

このように大事なことは愚痴の中にある事実です。

そこにある現状をきちんと抜き出せば、いろいろな改善を行うチャンスに生まれ変わります。

愚痴というピンチをチャンスに変えてみましょうね。
 

 

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