悪者はいない【ファシリテーション　宮崎　オンライン　リモート　研修】

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

トラブル発生！
さて、このトラブルを引き起こした原因は何なのか？

それを探るのはとても大切です。

原因がわかれば、それを対策すればいいのですから。

ところがこんなことがよく起こってしまいます。

 

「このトラブルを引き起こしてのは誰だ！」
　

いわゆる犯人探しですね。

そして見つかった犯人は悪者にされてしまいます。

最後は責任を取らされて…なんてこともありえますね。

いや、そんなことはしませんよ。

そう思うかもしれませんが。先日、とある団体を指導していた時に、その場にいない方に対して、よってたかって悪口大会がはじまっちゃいました。
最初のうちは意見の発散だと思って自由に喋らせていたのですが。気がついたらその人が全て悪い、なんて雰囲気になってしまいそうで。

だからここでファシリテーターとしてこんな風に視点を変えてもらったんです。

「今出してもらったご意見の中で、何が起きているのかという事実を抜き出してみましょう」

 

そこで「起きていること」と「人」を切り離してもらったんです。

さらに「起きていること」がなぜ起きたのか、その原因を追求してみました。

特に「組織の仕組み」に対して考えてもらったのです。

すると、悪口の対象者がどうしてそんな風に考えてしまうのか。

そこが見えてきました。

つまり、誰かが悪者にならないといけない仕組みになっていたんですね。

そう考えると、悪者はいません。

大事なのは「何が起きたか」「何が足りないか」「何があったか」です。

そこにファシリテーターは注目しましょうね。
　
 

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