最後に決めるのは【ファシリテーション　宮崎　オンライン　リモート　研修】

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

最近、住民投票で民意を探るというのが話題になっています。

が、住民投票には残念ながら法的な決定権はありません。

つまり、最後に決めるのは行政の判断ということになります。

まぁ、行政のトップがここで民意を反映するかどうかで、トップの信頼性が問われることにはなりますが。

問題は「最後に決めるのは誰なのか？」です。

会議では議論はするけれど、最後の最後の鶴の一声ですべての議論をひっくり返されることもしばしば見受けられます。

これでは、何のために議論をしたのかわかりませんよね。

だから、話し合いをする前に「最後は誰が決めるのか」を明確にしておく必要があります。

ここが不明確だと、なんのための議論かがわからなくなります。

最後に誰が決めるのか、これが明確だと話し合いの内容が「決済者に向けて、どう納得させるのか」という方向で議論をすすめることができます。

ここが明確になると、決済者の立場や考え方を尊重しつつ、こちら側の考え方をどのように伝えるとよいのかが見えてきます。

逆に、ここが不明確だと相手のことを考えずに、こちらの言い分ばかり並べる結果になってしまいます。

これではお互いに意見を主張しあうだけで、よりよい決済ができなくなります。

最後に誰が決めるのか。ここは話し合いを始める前に必ず明確にしておきましょう。

そしてファシリテーターは、そのためにどのような結論が必要となるのかをあらかじめ予想しておくことも必要です。

議論者と決済者、双方が納得できる結論を出すためにも、ここは注意しておきましょう。
 

 

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