シナリオを描いてみよう【ファシリテーション　宮崎　オンライン　リモート　研修】

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

会議とはシナリオのないドラマのようなものである。

と思うかもしれませんが、実はある程度のシナリオはファシリテーターで描くことは可能なのです。

といっても、「結論」に対してのシナリオではありません。

「結論に導くための道筋」のシナリオを描くのです。

先日、こんな体験講座をやってみました。

ファシリテーターのセリフをすべてシナリオとして書き出して、その道筋通りに会議を進ませてみたのです。

ただし、会議の参加者から出てくる発言はその場のアドリブです。

すると、おもしろいように会議が進んでいくのです。

ただし、途中でつまずいてしまう場面がありました。

参加者から思わぬ意見が飛び出て、話が脱線してしまったのです。

ファシリテーターはそれを戻そうと必死になっていました。

しかし、シナリオに書いてあったあることをしなかったがために、うまく戻せなかったのです。

それは「今何を話しているのかを模造紙に書く」だったのです。

これを書いていれば、容易に話を戻すことができたと思います。

逆を言えば、シナリオ通りに進めないとうまくいかない会議も多いのです。

私はきちんとしたシナリオを描くことは今ではほとんどありません。

何度も同じパターンを繰り返しているので、そのシナリオが頭に入っているのです。

だから、突然予想外のことが起きても慌てることはありません。

それもシナリオに入っているからです。

シナリオとは会議の事前準備です。

ファシリテーターとして、どこでどのような行動を行うのか。

それをしっかりとイメージ付けるためにも一度シナリオを描いてみるといいですよ。
 

 

ファシリテーションや会議の指導・運営については、お気軽にお問い合わせください。

オンラインでのリモート研修も実施しています。