録音は役に立つのか？【ファシリテーション　宮崎　オンライン　リモート　研修】

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

よく、議事録を作成するために会議の録音をすることがあります。

その録音を元に、発言や会話をそのまま文章に書き落として議事録とするのです。

さて、そうやって作成した議事録って、どこまで役に立てているでしょうか？
「発言の記録」であれば、それは役に立つでしょう。

けれど、そこで何が決まったのか、どのような流れで会議が進んだのかを短時間で理解するには、その記録はあまり役に立たないのではないかと私は思います。

おそらく会議の流れを知らない人がそれを読むと、
「結局結論はなんなのか？」
という気持ちになると思います。

まるで推理小説で犯人は誰なのかを考えながら読み進めるようなものです。

議事録とはなんなのかを今一度考えてみましょう。
議事録は、それを見ただけでどのような会議の流れを経て結論に至ったのかが「短時間でわかりやすく」記載されていることが必要です。

ということは、会話の流れを記録されただけでは議事録とはいい難いと私は思います。

さて、話を戻しましょう。会議の録音、それだけで作成したものでは、議事録にはなりえないということはおわかりでしょう。

では、会議の録音は役に立たないのでしょうか？

いえ、ちゃんと役に立ちます。

どのように使うのかと言うと、会議の中でホワイトボードなどに作成した記録をもう一度見直し、発言の記録や流れに間違いがないかを確認するために使うのです。

といっても、それを毎回行うのは大変なことです。

できればその場で確認を取りながら記録を作成していくことが、議事録をつくるコツですよ。
 

 

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