ほめることの目的【コミュニケーション　宮崎　研修　オンライン リモート】

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人をほめると、やる気が出て行動的になれる。

これは「承認」の効果として多くの人が認識しているところだと思います。

けれど、このほめること、承認の目的って本来はそれだけじゃダメなんですよ。

もっと奥にある、もう一つの目的を意識して相手のことをほめてあげないと、本来の効果が発揮できません。

では、ほめることの本来の目的って何なのか？
それは「相手の正しい行動を習慣化させる」ことにあるのです。

それってどういうこと？

例えば、部下が気の利いた行動をしてくれた。

そうすると、当然ながら部下をほめるでしょう。

すると部下は、「この行動は正しいことなんだ」と認識します。

正しいことなので、またそれをやろうと思うわけです。

この繰り返しをしていけば、部下はほめられた行動を習慣化していくことができます。

なんだ、犬のしつけと同じじゃないか。

まさにその通りなのです。

犬もしつけをする時に、きちんとほめてあげるとその行動を覚えてくれます。

これは人間も全く同じなのです。

逆に「叱る」というのは、やってはいけない行動をストップさせるという行動を習慣化させることができます。

正しい叱り方を行えば、間違った行動をしないという正しい習慣が身につくのです。

ほめることの本来の目的を意識して、相手をほめる言葉を伝えていけば、人は正しい行動を身につけていくことができるのです。

これが山本五十六の言葉の最後のところ「ほめてやらねば人は動かじ」なのです。

ほめることの本来の目的、これを今一度意識して、多くの人の行動を正しい方向へと導いていきましょう。
 

 

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