人ではなく仕組みに目を向ける【ファシリテーション　宮崎　オンライン　リモート　研修】

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

問題解決会議をやっていると、その原因を追求する時につい「人」に責任を追わせてしまうような場面に出くわします。

「この問題はあの部署が引き起こしたんだ」
「これはあいつがミスをしたせいでこうなったんだ」

こんな感じの意見を、あなたも耳にしたことはあるでしょう。

けれど、そこで「人」に責任を負わせてしまうと、その後どうなると思いますか？

これ、間違いなく同じ問題がまた発生してしまいます。

実は、ヒューマンエラーに原因を求めてしまうと、何も解決しないのと同じなのです。
ではどうするべきなのか？

そもそも、そのヒューマンエラーが出たのはどうしてなのか、その「仕組み」に目を向けるべきなのです。
ファシリテーターとして意識すべきところはここです。

問題解決会議で、人を責めるような流れになりそうな時には、視点を「仕組み」に変えてもらうように促してみましょう。

「では、どうしてそのミスがその人に発生したと思いますか？

　もう少し原因を掘り下げてみましょう」

ここでもその人の性格や人格を責める人も出てくるでしょう。

そういった意見はなるべくスルーして、というか出さないようにルールを作った上で会議を進行してみましょう。

そうしていくと、組織そのもののあり方や仕事の取り組み方など、もっと改善すべき点が見えてくるはず。

ファシリテーターはそういった「仕組み」に目を向けさせることが大切です。

そのためにも、世の中のあらゆるものに対して「仕組み」の視点で物事を捉える訓練も必要ですよ。
 

 

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