行動語録 その29 発信電波を絞り込む
2023/09/29
昨日は「波長が合う・合わない」ってのをお伝えしました。
波長が合う人と一緒にいれば、行動しやすくなる。
気が楽ですからね。
ではそれだけでいいのか?
波長の合わない人は切り捨てるのか?
これには二通り考え方があると思うんですよ。
・自分と合う人との関係を深めていく
・自分と合わない人とも広くつきあっていく
今回は一つ目の「合う人と関係を深めていく」について書いてみましょう。
その前にちょっとだけ「電波」のお話しを。(ちなみに前職は電波を使った製品の設計開発でした)
テレビとかラジオ、携帯のアンテナってあるでしょ。
あの長さの違いってどういう意味があるか、知っていますか?
携帯のアンテナは短いけれど、ラジオのアンテナは長いでしょ。
あれは、キャッチする電波を効率よく拾えるような長さに合わせてあるんです。
ラジオはFMだと80〜100MHzくらい携帯だと800MHzくらい。
周波数が高くなる(数字が大きくなる)ほど、電波の波長は短くなります。
そのため、短いアンテナでも効率よく電波を拾えるってワケ。
逆にFMやテレビは長いアンテナじゃないとうまく電波を拾えないんですよ。
逆に、発信する電波も同じ。
長さが合っていないと、いくらガンガンに電波を出しても効率が悪いので、実際に空気中に放出される電波の出力は低くなっちゃう。
チューニングを合わせたアンテナだと、効率よく電波は空気中に出力されるんです。
実はこれ、人間も同じ。
人はそれぞれ固有の「波」を持っています。
これが前回書いた「波長が合う、合わない」ってとこ。
つまり、今あなたは一つのアンテナなんですよね。
そして「自分」という波を発信している。
それを効率よく発信していると、あなたと同じアンテナの長さを持った人がうまくキャッチしてくれるんです。
そして、同じ波を発しているもの同士が集まると、その出力は倍になっちゃう。
これは実際の無線電波も同じです。
倍になった出力は、より遠くの人のところまで届きます。
そして遠くでキャッチした人がその電波に応えてくれる。
こうやって仲間が増えていくんですよ。
これは「類は友を呼ぶ」ってことわざにあるとおり。
ところであなたが今、仲間を欲しいと思っていたらどうしますか?
いろんな会合に出て、いろんな人と会う。
ではそのときにどんな電波を発信する?
ここで、その場に居合わせた人にむりやり電波の周波数を合わせようとすると、本来持っているアンテナから発する電波と違うので、どうしても発信する電波にロスがでちゃう。
相手に合わせようとすると、とても疲れが出るでしょ。
あれがロスです。
ではどうすればいいか。
ああいった場所に出たときには、「自分」というものをさらに絞り込むといいんです。
発信する電波の周波数を、さらにピンポイントにしていくこと。
そうすると、あなたから発信される出力はさらに高くなります。
ロスがさらに少なくなるんですからね。
これであなたが発信している電波に合った人が向こうから寄ってきますよ。
いや、正確に言うと「引き合う」んです。
こうすることで、いつの間にかあなたが必要としているコミュニティーが形成されちゃう。
実はこれ、私が独立して一年経ったときに実感したことなんです。
独立したての頃はコーチングを知ってもらおうと思って、とにかくいろんなところに行きました。
飛び込みもたくさんやったし、会合にも色々出席。
でもあとにつながるような収穫はナシ。
このころは自分から相手に合わせるように、いろいろな周波数をムダに発信していたんですよね。
しかし、あるクライアントさんとかかわるようになって、そこが居心地がよくなり、自分の周波数が絞り込めてきたような気がしています。
そして気がついたら・・・
今、自分のクライアントや仕事でかかわる人、コーチ仲間はすべて根元に同じ思いを持つ人ばかり。
いつのまにかコミュニティーが形成されちゃったんですよね。
同じ思いを持つ人がこれだけいるんだ。
そう思うと行動も楽になりましたよ。
ここで気づいたこと。
自分らしい電波=自分の信念をしっかりと絞り込めば、そこに同調するように周りが動き始めるんだなって。
そうしたら自分も動きやすくなるんだってね。
だから今では、さらに自分の発信電波を絞り込めるように、自分の思いを明確にしていこうと思っています。
行動語録 その29
自分の発信する電波を絞り込めば、気軽に行動できるフィールドをつくることができる
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