行動語録　その９２　気持ちを色でアウトプット

以前、カルチャーセンターの講座でアイスブレイクとして
「この一週間の気持ちの変化を色にたとえると？」
ってのをやりました。

この「色にたとえる」という質問、コーチなら一度は使ったことがあるんじゃないかな。
これ、ストレートに
「今の気持ちを教えてください」
っていうと、なかなか答えにくいもの。

しかし、色にたとえることで漠然としていたものがなんとなくわかり、そしてそのあとに理由がついて来ちゃうんですよね。
こうすることで、自分の思っていることが頭の中で整理できて、すんなりと口から出てきちゃう。
う〜ん、マジック！

実はこの手の質問のバリエーションはたくさんそろえております。
で、講座で何を気づいたのか？

普段なかなか自分の考えていることをアウトプットできない人ってたくさんいるでしょ。
私の場合は、ブログやメルマガなどの文章に落とすことでアウトプットしています。
けれど、文章を書くのが得意な人はそんなに多くないよね。
ではどうするか？

一番やりやすいのは「話すこと」でしょうね。
しかし、それでも話し慣れていないと頭の中のものをそのまま口に出すことはむずかしい。

これって訓練なんですよね。
回数を重ねれば、次第に自分の考えをアウトプットしやすくなるんですよ。

でもどうやって訓練すればいいの？
ここで登場するのが「気持ちを色で」なんです。

人に自分の気持ちや考えを述べようと思ったときに
「今の自分は何色？」
をちょっと考えてみて。
そしてできれば、目の前の人にその色を伝えてみてよ。

「今、私の気持ちってブルーなんです。
　ちょっと○○ということで落ち込んでいるんですよね…」
「私、今とても鮮やかなオレンジ。
　なんだか太陽のように燃えているんですよ。
　さぁ、やるぞぉ〜！」
って感じでね。

気持ちを色でたとえると、その後から自然に言葉がついてきますよ。
これを繰り返すと、思考のクセが頭の中でできあがって、そのうち色にたとえなくても自分の考えや思いをストレートに口に出せるようになりますよ。

これ、おすすめです。
私口べたなの…という方、ぜひチャレンジを。

行動語録　その９２
気持ちを色でたとえて口にするクセをつけると、自分の考えを素直に口に出しやすくなる