行動語録　その２９７　思いこんだら…

人はついつい先入観で動いてしまう。

以前、とある会合でファシリテーションのプレゼンを一時間ほど依頼された。
勉強会の意味も含めての内容だ。

その開始時間を手帳には２０時と記載されていた。
そして１８：３５くらいに先方から電話。

「場所がわかりませんか？」
「いえ、○○ですよね。わかりますよ」
「いまどちらですか？」
「まだ自宅ですけれど？」
「え、１８：３０から開始なのですが…」

げげっ、それはまずい。
幸い自転車でとばして１０分くらいのところだったのと、その会合は勉強会以外にも話し合う内容があったため、そちらを先にやってもらうことにした。

半分は顔なじみのメンバーだったのと、会の雰囲気が和やかだったので事なきを得たが、これは完全に自分の思いこみ。
直前にメールまでいただいていたのだが、時間までは確認していなかった。
どうして手帳に２０時と書いたのかは未だに不明だが。

しかし、ファシリテーションのプレゼンではこの思いこみを逆手に取り、参加者の方にいかに自分が思いこみで会議を進めていたかをワークを通じて感じ取ってもらった。

これには参加者全員が見事に同感してくれた。
だから会議がうまくいかないということも感じてくれたようだ。

行動語録　その２９７
先入観が行動の結果を左右する　まずは確認