行動語録　その４５０　目の前にある事実

チャンスが目の前にあるのに、それに気付かない。
これはよくあること。

そのチャンスをチャンスと思わない、それどころか
「そんなもの、役にたたねぇよ」
と切り捨ててしまう。

だが、よく考えてみると、それがチャンスだったというのはそのときにはわからないケースの方が多い。
「これはチャンスだ！」
と飛びついたときの方が、失敗する場合が多いのではないだろうか。

実はチャンスというものは存在しないのではないかと思う。
目の前には一つの事実があるだけ。
それをどう活かすのかが問題なのだ。

例えば目の前に鯛が一匹。
料理人はそれを上手に料理し、人を喜ばせることができる。

が、素人の私は手のつけようがない。
刺身をつくったところで、とても食べられたものはできないだろう。

しかし、目の前に鯛が一匹いるという事実は同じ。
その鯛を見て、この時点で「チャンスだ！」とは誰も思わないだろう。

人がチャンスと呼んでいるのは、目の前の事実をどう解釈するか、それだけのこと。
必要なのは解釈するための知識と、ひらめきと、視点の広さではないか。
そこを磨くには、日々勉強して意識を高めるしかない。

目の前にあるのは事実だけ。
あなたはその事実をどう料理するのか？

行動語録　その４５０
目の前の事実を解釈する力　それをつける力を学ぶ意識を持とう