行動語録　その５５９　明日の記憶を

以前、「明日の記憶」という映画が上映された。
これは若年性アルツハイマーをテーマとしたもの。

予告編を見るだけで、少し胸が熱くなる。
きっと本編を見ると、泣いてしまうんだろうな。

私も記憶に関しては怖いものがある。
名前が思い出せない、といったど忘れはまだ大丈夫なようだが、自分の中にある、自分の経験や思い出が崩れていくと思うとやりきれない。

自分が生きてきたこと、それそのものが自分の中から無くなっていくのだから。
自分が自分でなくなるようで。

これは自分にいつ降りかかることになるかわからない。
決して映画だけの話ではない。

だからこそ、自分の生きた証を、痕跡を、何らかの形で世の中に残しておきたい。
もっともっと、自分が今ここに生きていることを、多くの人に知ってもらいたい。

映画の中で、主人公は自分の記憶をとどめておくために、日記を書いている。
私も今、こうやって行動語録を残している。
また三冊の本を残すこともできた。

だから私は行動し続ける。
私が今、ここに生きていることを自分でも自覚しておきたくて。
そして多くの人にそれを知ってもらいたくて。
もっともっと、自分を見てもらいたくて。

だから私は行動し続ける。

行動語録　その５５９
私はここにいる　その痕跡を残すために行動を続ける