【ファシリテーション　宮崎　コンサルティング】無礼講、それだけでは意見は出ない

【宮崎のファシリテーションコンサルタントがお届けする会議のコツです】

 

会議でよくこんな場面があります。

 

進行役の上司からこんな質問が。
「これについて何かアイデアがある人、発言してくれ。

　今回は無礼講だから、何を言ってもいいぞ。遠慮するな」

いや、遠慮するなと言われてもこれがなかなか……。

上司としては「無礼講」ということで、自由な意見を求めたつもりでしょうが、部下としては意見を出しにくいものです。

ではこの場合、どうすれば部下から意見が出てくるのか？

会議の成功は意見がどれだけ出されたか、というところにもつながります。

そしてそこに必要なものは「会議の場づくり」なのです。

上司がいる会議というのは、部下はどうしても緊張するもの。

その緊張をほぐすのに有効なのが「アイスブレイク」。

ちょっとしたレクレーション要素を含んだもので、これで頭と体の緊張をほぐしてもらいます。

 

さらに、会議会場のレイアウト。

ワークショップ形式にしたり、少人数であれば全員がホワイトボードを向くようにしたり。

そしてなによりも「ファシリテーター」の存在が重要。
上司が進行役として立ってしまうと、意見を言う場合は上司に向かって言うことと同じになります。

ですが、ファシリテーターが中継役にいると、その意見はファシリテーターに向けられますから。

会議を無礼講にするためには、そのための雰囲気作りから。

そこを抜きにしても、意見は全く出てきませんからね。
ここはご注意を！
 

 

ファシリテーションや会議の指導・運営については、お気軽にお問い合わせください。