【ファシリテーション　宮崎　コンサルティング】多数決を取らざるを得ないときの秘技

【宮崎のファシリテーションコンサルタントがお届けする会議のコツです】

 

多数決。

これは民主主義の原則に則ったもの。

だから決定したことには従わないと。

 

という観点で行われている会議は多いでしょう。

その代表格が国会ですからね。

 

しかし、多数決で少数意見に投票した人はこの先どうなるのでしょうか？
いくら決定したからといっても、その意見に賛成できなければなかなか乗り気にはなれないでしょ。

会議の目的。

それは「合意形成」にあり。

これは私の持論ですが、ほとんどの場合はそのはずです。

しかし、多数決によって全体の合意が形成できなければ、目的を達したとは言えませんよね。

ここで登場するのが「多重投票」というやり方です。

これは複数の候補の中からいくつかを選び出すときに有効な方法。

やり方は簡単です。

 

一人につき二～三票（選び出す項目数によって数は変える）の投票数を与え、複数選んでもらうのです。

そして最後は数の多い方から順に選出していく。

 

これだと、一つは選ばれなかったけれどもう一つは選ばれた。

なんてケースが多くなるはず。

こうなるとそれほど文句も出てこなくなるでしょう。

 

ただし、イエス／ノーのニ者選択や、複数の中から一つだけしか選ぶことができない場合は、残念ながらこの方法は使えません。
とはいえ、一つしか選べないよりも複数選んだうちの一つでも意見が通れば気分は違うもの。

これで全員が協力して決定事項に向けて行動できますよ。
 

 

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