【ファシリテーション　宮崎　オンライン　リモート　研修】落しどころのある会議では

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

会議というのは、参加者の合意を形成するもの。

そのため、参加者からの意見を引き出し、その場で何かの結論を出すというのが基本です。

しかし場合によっては、最初から「落しどころ」すなわち結論が決まっている会議もあります。

落しどころが決まっているのであれば、わざわざ話し合いをする必要もない、という気もしますが。

しかし、形としての会議が必要という大人の事情があったりすることもあるのです。

そういう場合の会議では、その会議の責任者やトップが一方的に伝達事項として落しどころである結論を伝えて終わり、というスタイルになりがちです。

しかし、そんなときの会議の進め方というのもあります。

これは「その結論に至った経緯を納得してもらう」というのが本当の進め方なのです。

「今回のこの問題についてはこのような措置を採ることが決定されました。

　今回はその経緯について議論させていただきます」

と、こんな感じです。

決定したことに対して、何を今さらという気もしますが。

ここでそうなった経緯に対して納得出来るか出来ないか、それが合意したかしないかにつながります。

だからこそ、説明責任を果たす必要があるのです。

それにより、参加者の合意を形成したことにつながります。

当然異論反論は出てくるし、質問もたくさん出てくるでしょう。

ファシリテーターはそれらが感情的にならないよう、事実に基づいた回答や意見を取り扱うことが役割になります。

できれば結論ありきは避けたいところですね。
 

 

ファシリテーションや会議の指導・運営については、お気軽にお問い合わせください。

オンラインでのリモート研修も実施しています。