やり方の工夫次第でみんなでできる【ファシリテーション　宮崎　オンライン　リモート　研修】

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

以前、ファシリテーション体験講座を開催しました。

そこに、以前知り合った障害者の方も参加。

この方は電動車いすで活動し、いろんなことに積極的な方です。

しかし、通常のファシリテーションを行うにはちょっと弊害が生じてしまいます。

まずペンを握って書くことがちょっとむずかしい。

書けないわけじゃないけれど時間がかかるんです。

さらに発言がちょっと聞き取りにくい。

こういう参加者がいる場合、あなただったらどのように進行しますか？

私は原則「普通どおり」に進行しました。

この日のテーマはブレインストーミング。

みんなで意見を出し合うというものを体験。

 

障害者がいるからといって、特別に進行を変更はしません。

でも、そのままじゃうまくいかない。

さて、どうしたのか？

簡単なことです。

サポートを一人付けただけです。

発言は他の人と同様にやってもらう。

それを代筆する人をつける。

発言については復唱で繰り返して確認。

聞き取りにくければ、もう一度聞き返す。

たったそれだけでいいんです。

障害者がいるからといって、手厚く介護しなきゃいけないなんてことはないんです。

不得意な部分を補ってあげる。

その意識を持てばいいだけのこと。

その体制を参加者みんなで理解しつくること。

この意識の壁を取り除くこともファシリテーターの役割のひとつですね。

ファシリテーションは協働作業。

お互いがお互いを認め合いながら進めていくことこそが大事なことなのですよ。

まずはその意識をもって、偏見をなくしていきましょう。
 

 

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