ちょっとまった！を有効に【ファシリテーション　宮崎　オンライン　リモート　研修】

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

会議の最中に、突然こんなこと言い出す人、いませんか？

「ちょっと待った！今の意見については…」

 

こんなふうに会議の進行をいちいち止められたら、ファシリテーターとしてはイライラですよね。

できればこんなふうに会議を止めちゃう人は退出してほしい、なんてことを思うかもしれません。

が、実はそうでもないのです。

その「ちょっと待った！」の意見にももうすこし耳を傾けてみましょう。

先日、とある会議でスタートしてからすぐに「ちょっと待った！」発言がありました。

これはファシリテーターが最初に進行を話して、その通りにいざ進めようとした時のことです。

その人の意見はこうでした。

 

「その進行でいいかどうか、皆さんの同意を得ませんか？」

実はこれ、すごく大切なことだったのです。

その同意をとらずにファシリテーターが勝手に決めた進行で進めようとした。

これはいけません。

 

そこであらためて進行についての同意を取ると、ちょっと違った意見も出ました。

結果的に進行は一部変更。

しかしみんなが納得した形でスタートを切れたので、その後の話はとてもスムーズでしたよ。

まずは「ちょっと待った」の意見にもしっかりと耳を傾ける。

その意見を取り入れるか否かは、意見を聴いてからでも遅くないですからね。

ファシリテーターの役目、それはあくまでも意見の交通整理役。

ファシリテーターが決めるわけではありません。

ですから、進行案などもあくまでもたたき台である、という認識で進めてくださいね。
 

 

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