意見が出なくても認める【ファシリテーション　宮崎　オンライン　リモート　研修】

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

会議の場で意見を求めても「何もありません」なんて答えが返ってくる。

こういう場面、よくありますよね。

ファシリテーターをやっていると、がっかりしてしまうところでもあります。

が、ここでファシリテーターが

 

「何か言ってよ！」

 

なんてことを要求しても、相手は無理強いをさせられたという印象を残してしまい、その結果さらに意見を言わなくなる危険性があります。
だからそんな場面ではこう伝えてみましょう。

「ありがとうございます。

　意見が出なかったということですね。では次の方」

そうなんです。

まずは意見を出さなかったということに対して、あえて「ありがとうございます」と伝えてみるのです。
このように言うことで返報性の原理が働き、こんな気持ちが湧いてきます。

「なんだか申し訳ないなぁ。

　次はきちんと意見を考えて言ってみよう」

これだと次に意見を求めた時に、何か言ってくれる可能性が高まるのです。

ファシリテーターは無理に意見を引き出すのではなく、相手が自分から意見を言いたくなるような雰囲気を出すことが大切です。

寓話の「北風と太陽」の太陽のような存在になってみましょう。

そのためにも、ファシリテーターは笑顔で相手に対して「ありがとうございます」という言葉を伝えることを習慣づけることも必要ですね。

笑顔と感謝の言葉、これがすぐに出せるように、日頃からいろんなところで使ってみることをおすすめします。

これも訓練の一つですよ。
 

 

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