行動語録　その１５１　リーダーは引っ張るだけじゃない

私、自慢ではないがリーダーシップを取れる人間だと思っております。
とある研修の中のグループリーダー、そして全体をまとめる総リーダーをやらせていただきました。

が、これが実は落とし穴。

いかに今まで自分が「リーダーらしきこと」しかやっていないかがわかりましたよ。

リーダーといえば、メンバーをぐいぐい引っ張っていく。そんなイメージがありますよね。
今回も、率先していろいろと指示をしたり積極的に意見を言ったり。

 

しかし、その行為が「他の人がリーダーシップを発揮する」ということを妨げていることに気づいたんです。
そう、私が出しゃばりすぎたんですよ。

今回の研修、メンバー全員が「リーダーとしての自覚を持つ」というのも大きなテーマ。
それを総リーダーである私が妨げていたんですね。

 

リーダーは引っ張っていくだけじゃない。
後ろから見守って、後押しすることもその役目。
メンバーの自主性をいかにして引き出すのか。
これは大きな課題です。

 

それに気づかせてくれたのは、一人のメンバーのフィードバック。
「私にもチャンスをください！」

ズシンときましたね、これは。

 

リーダーはメンバーの成長を促すことも重要な役割なんだって、大きな気づきを得ました。
頭ではわかっていても、「自分がリーダーなんだからやらなくちゃ！」と気負いすぎていたんです。

 

では何でもかんでもメンバーの自主性に任せて待てばいいのか？
いえ、そうじゃないですよね。
それではメンバーは安心して行動することができません。
だって、失敗したら怖いじゃない。

 

リーダーはメンバーの行動に対して「責任」を負う立場でもあります。
「大丈夫、安心してやってみてよ」
そのメッセージを与えるのが、リーダーの後押しということになるんだよね。

 

三日間の研修の二日目の午前中に、これに気づいてよかったです。
そのあと、うまくみんなが自主性を発揮することができたかどうかは、ご想像におまかせしますね。

行動語録　その１５１

リーダーの後押しが、メンバーの安心した行動を生み、成長を促す